防水の施工不良は雨漏りに直結!!



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防水の施工不良は雨漏りに直結!!

ん?そんなんあたりまえやん。。
わざわざ言わずとも~??

ところがどっこい。あっちゃいけない「防水の施工不良」に度々遭遇しているのが現実、、、、( ゚Д゚)ガーン

今回はそんな事例をご紹介( `ー´)ノ

まず現況。

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築34年の鉄骨造3F建て

至る所で雨漏りが発生している状況でした。

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雨漏り案件をよく扱っていれば、外観で大体の察しはつきます。

屋上、笠木廻り

があやしいですね。

それでは、さっそく屋上をみてみましょう~('ω')ノ

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ゴムシート防水が施されています。

携帯会社の大きなアンテナ機器が設置されています

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平場はともかくとして、防水は端部が肝なのでそちらをみてみましょう~!

ワーオ!( ゚Д゚)
肝心な雨仕舞がまるでなっていない~!!

ゴムシートがキレッキレ
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なんじゃコリャ

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脱気の意味なし

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立上りは浮いてるし
笠木の手前で張り終えてるし、、

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ひ、ひどすぎる!まるで素人!

こりゃ~雨漏りしますな~(--〆)
いったい何を考えているのか、、、、

施主さん曰く、10年くらい前に知り合いの大工さん経由の防水屋さんにやってもらったんだとか。
まったく困ったもんだ。

さーて。どう直そうか(-_-)!

①既存ゴムシートを全撤去する必要あり
②アルミ笠木を撤去して、天端まで防水した後、再びアルミ笠木を新設
③アンテナ機器の下は単管でヤグラを組み機器を浮かした状態で施工する必要あり
④③に加えフェンスを支えてる置石が結構あるので流動性のあるウレタン防水が◎

以上の観点からウレタン防水通気緩衝工法を計画。('ω')ノ

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【ウレタン防水の選定について】
シート防水の全撤去を前提として、置石や大型のアンテナ下等の条件を考えると流動性のあるウレタン塗膜防水が適していること。

【通気緩衝工法の提案について】
下地には多くの水分が含まれており、単純に防水層で蓋をしてしまうと、下地の湿気が出てこれなくなるため、後に防水層が膨れる可能性が高い。
通気緩衝工法は防水層の下に、通気シート・脱気筒を設置し、下地の水分を逃がすことで防水層の膨れの抑止につながること。

長年の雨漏りを解消すべく、施主さんにしっかりと説明し納得して頂きました!!OK

それでは実際の施工です。

まずは屋上のアルミ笠木を撤去し、既存ゴムシートを全撤去します。

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防水層を撤去した後に雨が降っても大丈夫なように、防水モルタルを塗りつけます。

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プライマーを塗布

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自着シート張り付け(こちらが通気シートになります)

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シートの継ぎ目は専用のジョイントテープで張り合わせます

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脱気筒の設置場所を切り抜きます

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脱気筒の設置(下地と通気シートの間に溜まった湿気がこの筒から出ていく仕組みです)

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排水口には鉛製のドレンを設置します
(既存の排水口内が漏水している可能性があるので、外に出てる排水のパイプまで入れ込みます)

たて引きドレン

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よこ引きドレン

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フェンスを支持してる置石、立ち上がりの切り付け(入り隅)部は補強クロスを張って防水を2層行います
(動きがある部位にクロスをはることにより防水材が切れづらくなります)

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アルミ笠木の下地は天端までしっかりと防水処理を行います

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端部処理が終わったら、平場にウレタンを2層塗布します

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最後にトップコートを塗布し、アルミ笠木を新設して完了~

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屋上防水 施工後

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アンテナ機器の下もうまく施工できました。(゜゜)ホッ

これで屋上からの雨漏りは間違いなく止まります!( `ー´)ノ

しかーし、まだ安心はできません。

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2Fバルコニーの床や通路などが雨水にさらされ、あちらこちらで雨漏りが起こっていたのです。

なので、こちらも適材適工の防水改修をさせて頂いたほか、
外壁のシーリングや塗装なども合わせて施工致しました。

とにもかくにも

屋上の防水が「素人か!」っていうくらい酷かったので、、、ビックリ仰天でした。

「防水」は建物を健全に維持するために、欠かせない性能です。

資材が高く、工程数も多い為、見積もりを出すと「高いな~」っと思われがちですが、
ちゃんとした工事を考えたら、そりゃ~それなりにしますよ。( `ー´)ノ

安くても防水性能がないんじゃ、話にならないですからね。残念。。。

そんな安かろう悪かろう工事を目の当たりにした紹介事例でした('ω')ノ



弊社では塗装のみならず、防水、屋根工事、外壁工事など外装を専門に活動しています。

現地調査、工事提案までは無料で行っておりますので、お気軽にお問合せ下さい。

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